紫外線はなぜ怖いの?紫外線のことをもっと知ろう!光老化とは・・・
太陽光線は、その波長によって長いほうから赤外線、可視光線そして紫外線(UV)に分けられます。紫外線とは可視光線(400nm~800nm)よりも波長が短い光線の総称で、通常UVR(ultraviolet ray)と呼ばれています。 可視光線は地上に光を、赤外線は熱を送っています。紫外線は、さらにUV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分けられます。 これらのうち地上に届いているのはおもにA波とB波で、UV-Cと呼ばれる最も有害な紫外線は、ほとんどがオゾン層によって吸収されてしまうため、地球上には届きません。 しかし、本来ならオゾン層で吸収されるはずのUV-Cですが、近年環境破壊による、オゾン層の破壊がすすみ安心はできません。南極付近など特定の場所ではUV-Cが地表にまで到達していることが考えられています。
大気圏ではほとんど吸収されずに、くもりや雨でも地表に達し、窓も通過します。 皮膚への影響 浴びると肌が黒くなる日焼けをします。表皮を通過し真皮層まで到達する為、コラーゲンやエラスチンなどの線維質を破壊しシワ・たるみの原因を作り老化を早めます。メラニンを作って、肌を黒くします。
オゾン層の増減により、地上に到達する量が変動します。浴びると肌が赤くなる日焼け(サンバーン)します。メラニン細胞を活発にさせ、大量に浴びると免疫力の低下や、皮膚ガンや白内障を引き起こす恐れがあります。 皮膚への影響 大部分が表皮で散乱・吸収されますが、その作用は急激で大きなダメージを与えます。赤くなったり、水ぶくれを作ったりします。皮がむけ、水分不足による肌荒れを起こさせます。UVーBは海水浴・スキー・ゴルフ等ののレジャー紫外線とも呼ばれています。
オゾン層によりほぼ吸収されてしまうため、地上にはほとんど到達しない。ただし、最も危険で殺菌光線と呼ばれており、免疫力の低下や皮膚ガン、白内障を引き起こします。
長年紫外線を浴び続けると、顔やうなじ、手の甲など皮膚が硬くごわついて、 深いしわや濃いシミなどが目立ってきます。 これを光老化と言い、紫外線を浴びることにより細胞の中に活性酸素が発生 し、皮膚細胞(繊維質コラーゲン・エラスチンなど)にダメージをあたえてしまうこ とにより肌を老化させてしまうことです。 肌の老化の原因の80%~90%は光老化によるものと言われています。 具体的な症状・・・
肌の老化の原因の80%から90%が光老化なのであれば紫外線対策を心 がけることによりかなりの確立で老化を食い止めることになりますよね!短い 時間だからと油断せず、紫外線のダメージが蓄積しないよう出来る限り気をつけ たいものです!!
外出中、上から降り注ぐ紫外線はもちろんのこと下からの照り返し、建物などに あたって反射しそこらじゅうに散乱しているのです。紫外線は空気分子等とぶつ かり散乱する為、直射日光の当たらない日陰にいても降り注ぎます。 白い壁に反射した紫外線は直射日光の1.2倍になると言われています。建 物の中や車の中でも窓ガラスを通過して肌に届きます。それに紫外線はわずか 2分でコラーゲンを分解する酵素を増やすとも言われています。
一般的に、紫外線が最も強くなるのは5月~8月頃と言われていますが、それは ピークなだけです。実際には紫外線は年中私達の身に降り注いでいます。 紫外線の最も強い時間帯も10時~14時と言われていますが、それもピークな だけです。実は油断しがちな日の出と日の入りは太陽の位置が低いことからダ イレクトに紫外線を浴びやすいのです。朝や夕方に日傘も帽子も無意味なくらい に顔に日差しが直撃してるのを感じることも多いかと思います。
標高が高い場所では、紫外線が大気を通過する距離が短い(紫外線をさえぎる大気の層が薄くなる)ので、標高が高いほど紫外線は強くなります。 *標高が1000m高くなるごとに、紫外線の量は約10%強くなります。
快晴が100%だとしたら曇り空でも60%~80%も紫外線は地表まで到達して いるのです。雨の日でも快晴の30%は地表まで届いています。 大切なお肌を守るためにはこれらを意識したうえで年間を通した紫外線対策が 必要です!! *日光浴が体に良いと信じられていたのは、一昔前の話! 紫外線は眼科的にも、皮膚科的にも様々な病気を引き起こすことが明らかにな っています。 ★紫外線は目にも悪影響
●白内障 白内障は水晶体のたんぱく質が変性し、次第ににごってくる目の病気ですが、そのにごり の原因に紫外線が影響していると考えられています。 ●翼状片 翼状片は、白目の組織の細胞が異常に増殖して黒目に食い込んでしまって起こる目の病 気です。 白目と黒目の境界が紫外線で傷つき、その防御反応や修復の過程で起こると考えられて います。 初期症状では充血や異物感、ドライアイ、眼精疲労などがあらわれます。 瞳孔の近くまで白目が侵入すると視力障害が起こる場合もあります。 また、耳側から差し込む紫外線は鼻側に集まりやすいため、目の鼻側から発症するのが 特徴です。 ★紫外線は髪にも悪影響! 夏場にたっぷり紫外線を浴びた髪は、秋口になるとダメージが目立ちます。 髪も頭皮もお肌と同じように、紫外線を浴びることにより日焼け状態になり、水分 が失われ、パサつき、枝毛、切れ毛という状態になってしまうのです。 髪はほとんどケラチンというタンパク質で出来ていて、紫外線はこのタンパクを 壊し、頭皮の老化を進ませて育毛力を弱めます。 また、紫外線を浴びることにより、体の中に活性酸素が発生し、皮脂を過酸化質 (体の中のサビ)に変えて、毛髪を作り出す毛母細胞の機能を低下させ、抜け毛 を増やす原因になると言われている。 もともと日本人の髪はメラニン色素が多く、紫外線に強い髪だとされています。 しかし、現代はカラーリングでメラニン色素の少なくなっている方がほとんどす。 外出時は、帽子や日傘などで髪を直射日光から防いだり、紫外線防止効果のあ るヘアケア剤などでダメージから髪を守りましょう。 *油断の日焼けをしやすい部分* |