賢くUVケアしましょう！ SPF・PAって何？
日焼け止めクリーム（サンスクリーン剤）のパッケージなどに表記されている、SPFやPAの意味をご存じですか？
何だかよく分からないけど、SPFの数値が高い方が効きそう、また数値が高い方が肌に負担になりそうだから低いものにしようとか、PAのプラスが多いほうが良い製品っぽい気がするなどの理由で日焼け止め（サンスクリーン剤）を選んでいませんか？
まずはSPFやPAの意味を知り、賢いUVケアを心がけしましょう♪
◆ SPFとは
Sun Protection Factor（サン プロテクション ファクター）の略で紫外線防御指数とも言います。
UV-B波の防止効果を表す指標で短時間で肌を焦がし赤くなる日焼け（サンバーン）をどれだけの時間防止出来るかを表します。
＊UV-B波は、肌に急激に大きなダメージを与えます。真っ赤になってヒリヒリしたり、水分不足による肌荒れを起こさせ、ひどい時は、皮がむけたり水ぶくれができたりもします。
さらにUV-B波は、メラニンを生成させ、シミ・そばかすの原因となります。また、活性酸素を発生させて肌細胞の遺伝子を傷つけたり、皮膚ガンの原因にもなるといわれています。
UV-B波をカットする効果を「SPF１」として、この数値が大きくなるほど、肌を守る効果が長続きするというわけです。
SPF１で約２０分となります。
つまりSPF２０の日焼け止めだと、２０分の２０倍で４００分（６時間４０分）となりもし「SPF１０」なら、１５０分～２００分間は肌を守る効果が持続するということになります。
しかし、この１５分～２０分間というのもあくまでも目安の時間なので、個人差があります。
◆ PAとは
Protection Grade of UVA（プロテクション グレイド オブ UVA）の略でUV-A防御指数とも言います。
UV-A波の防止効果を表す指標です。
SPFが肌が赤くなる日焼けを防ぐのに対して、PAは黒くなる日焼けを防ぐ効果を表したものです。
＊UV-A波は、真皮にまで到達し、皮膚の繊維（コラーゲン・エラスチンなど）を壊しシワやたるみの原因を作り、老化を早めます。
時間をかけてメラニンを作り出し肌を黒くします。
PAは、次の3段階に分けています。
PA+ ＝ UVA波の防止効果がある
PA++ ＝ UVA波の防止効果がかなりある
PA+++ ＝ UVA波の防止効果が非常にある
＊注意点＊
塗れば良いってものじゃありません！！
PAとSPFは化粧品を１平方センチメートル当たり２ｍｇずつ皮膚に塗ったときの値となります。日焼け止めを正規の量塗った際、思ったよりも白くなるため、薄めてしまうことがよくあります。
しかし、それでは日焼け防止効果も本来の効果を発揮しませんし、ＳＰＦやＰＡの高い日焼け止めを使っていても、日焼け止めの効果を十分に使えないでいることになります。
夏の暑い日などは日焼け止めを塗って出かけても、あっという間に汗で落ちたり、タオルなどで汗と一緒に日焼け止めも拭き取ってしまっているということがあるかと思います。
その無防備状態をそのままにしておかず、こまめに日焼け止め（サンスクリーン剤）を塗ることが大切です。
数値が高い方が良いとは限りません！！
SPFやPA値は高いほうが紫外線に対する効果は大きい反面、その分紫外線吸収剤・紫外線反射剤を多く配合しており、高くなればなるほど、刺激が強くなり肌への負担も大きくなるといえます。
数値が大きければ良いという訳ではなく、それぞれのお肌や生活シーンに合った数値のものを選ぶことが大切です。
例えば、山や海水浴や屋外でスポーツをする場合はSPFやPAの高い日焼け止めを使用し、普段の生活であまり日に当たらない場合には、SPFやPAの数値の低い日焼け止めを使うといった、使い分けをすることにより、なるべくお肌に負担を与えないようにしましょう。
◆ 紫外線吸収剤とは
吸収剤が化学反応によって紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変換して、紫外線が肌内部の皮膚細胞に浸透して悪影響を及ぼすのを防ぎます。
パルソールA、メギゾリル、オキシベンソン、メトキシケイヒ酸オクチル、などの成分が代表的。
紫外線吸収剤は、何に溶けているかによって吸収力に差が出るため、紫外線吸収剤として同じ成分が入っている製品でも不適切な化粧品に配合されると、効果をきちんと発揮できない場合があります。
紫外線吸収剤の方がSPF値は高く設定でき紫外線をカットする効果は高くなりますが、油分が入っている為酸化しやすく、直接肌の上で化学反応を起こすことによって、負担も大きくなります。
連続使用や長時間の使用、毎日の使用は肌（角質）の持つ基礎力を失っていくようです。また敏感肌の人や肌が弱っている時には荒れたり、トラブルの原因となることがあるので注意が必要です。
＊最近では、吸収剤が直接お肌に触れないように、カプセル化されたものも出てきています。
紫外線吸収剤と聞くと、お肌が紫外線をより吸収してしまうのでは？とイメージされるかもしれませんが紫外線吸収剤はそれ自体が紫外線を吸収します。
◆ 紫外線散乱剤とは
主に粉体（パウダー）で、肌の表面で受けた紫外線を物理的に乱反射させて散乱させ、紫外線が肌の内部へ侵入して悪影響を及ぼすのを防ぎます。
酸化チタンや酸化亜鉛、カオリン、タルクなどの成分が代表的。
散乱剤を使った日焼止めは、メイクの仕上がりが重くなったり白っぽく見えることもあり利便性にはやや欠けるのですが、吸収剤よりはお肌への負担が少ないので、やはりお肌の弱い人には散乱剤の方がおすすめです。
商品には｢吸収剤無配合｣や｢ノンケミカル｣と表示されています。
＊最近では、伸びのいい超微粒子の酸化亜鉛や酸化チタンも開発されているので、白っぽさも目立たなくなってきているようです。また、お肌に優しいとは言っても、散乱剤自体が紫外線を浴びることでお肌に有害な活性酸素を発生させることも、稀にですがあるようなので注意が必要と言えます。
紫外線散乱剤も紫外線吸収剤もそれぞれ特徴があり、どちらも一長一短ありますが、簡単にまとめると、紫外線散乱剤はお肌に優しく、吸収剤は紫外線をカットする力が強いということです。
たくさんある日焼け止め（サンスクリーン剤）の中で、商品の性質を理解し、ご自分の肌質や、ご使用時のシーンに合わせた日焼け止め（サンスクリーン剤）選びをされることが、お肌にとって優しいUVケアですね。
＊ワンポイント＊
● 顔のでっぱった部分（おでこ・頬・鼻・顎）は紫外線が当たりやすく影響を受けやすいので、日焼け止めは重ね塗りしましょう。
● 顎周りから首にかけての部分、耳周りは塗り忘れて油断の日焼けをしてしてしまうことが多いので気をつけましょう。
● 最後の仕上げのファンデーションはリキッドタイプのものだけですませないで、パウダーをつけると効果があります。
パウダーの粉が皮膚を覆って、紫外線を散乱させてくれるのです。紫外線が気になる方は、パウダーファンデーションも忘れずにつけるようにしましょう。
《《 すっぴんでもしっかりUVカット！ 》》
私のお肌はファンデーションも日焼け止めも受け付けないという方には、ぜひフェイスonワンピ.（かおわんぴ）をお勧めします。
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あと、普段お出かけの時はしっかり日焼け止めも塗るし、メイクに日傘とバッチリだけど、朝早くから長時間メイクをするのが嫌でメイクは出かける直前にするという方は、洗濯物を干す時やゴミ出しの時、子供を幼稚園などに送っていく時は、すっぴんでノーガードだったりしませんか？
とにかく時間がない方、日焼け止めもメイクも面倒臭いという方にもフェイスonワンピ.（かおわんぴ）はお勧めです。
美肌も老化肌も一日にしてならずなのです。
日々の良い積み重ねでその効果を実感しましょう♪
