タバコは肌を醜くします! タバコが与える影響とは
*タバコと美肌と健康*
タバコには200~400種類の有害物質が含まれていると言われています。
そして、喫煙は肺ガンの原因になるということは多くの人に知られています。喫煙者の肺がん死亡の危険度は非喫煙者の4~5倍と言われていますし、喫煙量が1日20本以上と多いと10倍以上、喫煙開始年齢が早いとさらに死亡の危険度が増加することが明らかになっています。
しかし喫煙は肺ガンのみならず、心筋梗塞・脳梗塞・血管疾患・気管支喘息・糖尿病・高血圧・骨粗しょう症・聴力障害・味覚障害・痴呆症など、命にかかわる病気や、老化に伴う病気と深く関わりがあるということを知っている方はどうやら少ないようです。
長寿大国である日本人の死因の多くは、実は喫煙行為が最も危険な要因となっているのです。
肺ガンは、男女比が3対1と男性に多いがんで、これは喫煙率が男性に高いためと考えられています。
*周囲の人への影響*
●夫の喫煙により、妻の肺癌は1~3倍増加するといわれています。
●非喫煙者の心筋梗塞のうち、約20%は周囲の人のタバコの煙が原因といわれています。
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*主流煙と副流煙*
主流煙
*フィルターを通過しないため、有害物質の量は主流煙より多く濃度も濃い。アルカリ性で目や鼻の粘膜をも刺激する。
*受動喫煙*
たばこを吸わない人が喫煙者と同じ空間にいることで、自分の意志とは無関係にたばこの煙を吸わされることを「受動喫煙」と言います。受動喫煙によって、喫煙者同様、場合(人)によってはそれ以上、病気へのリスクが高くなります。
子供への影響は大きく、幼少時の受動喫煙は成人後肺ガンになるリスクを高め、その量が多いほどリスクは上昇します。
*喫煙は女性の美容にとっても大敵です*
喫煙は血管を老化させ、また老化そのものを進行させるということが分かってきています。歯は黄ばみ、視力も低下、味覚は鈍くなるし息切れはする。体内のビタミンは失われ肌は汚くなり、口臭もきつくなる。下痢や便秘になるなど、ろくなことがありません。
また、喫煙は女性ホルモンのエストロゲンの減少を招き、更年期障害の発症を早めるといわれています。
スモーカーズフェイスをご存知ですか?
特徴としては、シワ・シミ・吹き出物などの肌のトラブルが多く、肌全体の色もくすみ、唇や歯肉が不健康に黒ずみ、歯の表面へのヤニの着色が目立ちます。
この二人を見比べてください。
左側の女性が喫煙者です。
イギリスBBCよって制作された、22歳の双子の女性のうち、一方が喫煙しなかった場合、一方が喫煙した場合の、40歳になったときの風貌にどれくらいの違いがあるのかをシミュレーションした写真を引用しました。
あきらかに左側の女性はスモーカーズフェイスです。
肌のくすみ、目元のシワ、ほうれいせん(小鼻の横から口元までのシワ)の深さ、歯の汚さ、顔全体のたるみとどう見ても右側の女性と同じ年齢には見えませんよね。
*なぜ、このような違いが出るのでしょうか?
タバコの煙は一本吸うごとに血液の流れを止めて、血管を収縮し、酸素や栄養が肌に届きにくくなります。また女性ホルモンの分泌を抑え、細胞を傷つけて老化を引き起こす活性酸素を発生させるのです。タバコを一本吸うごとに、活性酸素を抑えるのに有効なビタミンCは約25グラム消費されます。
女性ホルモンやビタミンCは新陳代謝や肌に弾力を与えているコラーゲンの生成にかかわっています。タバコによって、コラーゲンの生成が抑えられてしまうと、表皮の角質層は荒れ、弾力を失い、肌はたるみシミやシワなどのトラブルだらけ。このような状態が老化の速度を速めるです。
*タバコをやめるとお肌はどうなるの?(禁煙のメリット)
●シミができにくくなる
●肌にハリが出る
●肌に透明感が出る
●肌が潤う
●クマが薄くなる
メリットは肌だけではありません!
●喫煙による口臭がなくなる(その他衣服や髪の毛につくタバコの匂いもなくなる)
●歯周病のリスクが減る
●肩こり、冷え性、腰痛の症状が解消する
●肺がん・口腔ガン・喉頭ガン・食道ガン・膀胱ガン・虚血性心疾患など、喫煙関係の疾患のリスクが半減する。
●早産・流産のリスクを減らせる
●愛する家族を危険にさらさなくて済む(火事・病気など)
●タバコ代が節約できる
●生命保険料が安くなるケースがある
このように、タバコを止めることでたくさんのメリットがあるのです。
女性に関しては、とくにお肌のことは気になるものです。老化は誰でもしていくものですが、必要以上に自らの老化を早める行為(喫煙)はデメリットしかありません。
禁煙することで、どんな高価な化粧品やエステよりも、お肌にとって良い結果が出るのは確実です。化粧品やエステはお肌に合わないということもありますが、禁煙がお肌に合わないという方はいないのです。
シミやシワ、くすみなどお肌のトラブルが気になるならまず禁煙してみてください!!そして結果を自分の目で試てください。タバコがいかにお肌や体に悪い影響を与えていたか分かります。
喫煙がガン(病気)の原因になると言われても、病気になるのはまだ先のこと、今さえ良ければ良い、自分は大丈夫、我慢するくらいなら死んだ方がマシ(本気ではないでしょうが)と思っている方もいるかもしれません。
自分はガンになってもいいからタバコを吸いたいという方。本当にそれでいいのでしょうか?
自分はそれで良いのかもしれません。でも自分だけでは済みません。喫煙は、日々愛する家族や友人など身近な人の体にも有害物質を与え続け、病気のリスクを高め自分以外の人も確実に道ずれにしているのです。
それに、自分が病気になった時看病するのは誰ですか?
病気になれば家族には金銭的負担も労力もかかります。
わざわざ自分から病気になるリスクを上げる行為(喫煙)は、自分さえ良ければ良いでは済まされないのです。
自らの命を縮めて、家族や大切な人を悲しませないでください。
自分には愛する家族も悲しむ友達もいないから大丈夫という方。それならなおさら自分が病気になった時困ることになります。自分を守れるのは自分だけです。
それに、今は自分は一人だと感じていても、いつ大切な人ができるか、大切に思ってくれる人が現れるか分かりません。
後悔してほしくないのです。
誰も自分や周りの人を病気にしてやろうと思ってタバコを吸っているわけじゃないと思います。今現在自分は喫煙者だという方は、まずタバコがどういうものなのかを知ることが大切ではないでしょうか。
タバコを吸って、病気になる為にせっせとタバコ代を払って、体もお肌もボロボロにして、病気になって病院代を払って、最後は苦しんで死んでいくというような、そんな道を選ばないでください。
人はいつか必ず死にます。わざわざ自分の手で自分や愛する人の命を縮めるようなことはやめてください。タバコは百害あって一利無しなのです!!